ソーシャルメディアと他のインターネットメディアとの差異
facebookやtwitterが話題となっていますが他のメディアとどのように違うのでしょうか
利用者はメディア特性を理解して使いこなしているのでしょうか。
■ソーシャルメディアと他のメディアの比較分析
比較表を作成してみました。
| メディア | Web | blog | mixi | ||
| 情報伝播の即効性 | 低い | やや高い | あまりない | 高い | 極めて高い |
| 認知の媒体 | SEO | SEO | mixi内口コミ | 共感「いいね」 | フォロー、リツイート |
| 情報公開性 | 公開 | 公開 | 閉鎖的である | 人脈「友達」内公開 | フォロワーに公開 |
| コミュニティーの拡大 | ない | 徐々に拡大 | あまりない | 級数的 | 一定の速度 |
| 情報の蓄積性 | 普遍的情報が多い | 蓄積型 | 蓄積できるが、どちらかというと消費 | 蓄積できるが、どちらかというと消費 | 消費型 |
| 公式/非公式 | 厳格に公式 | ゆるやかに非公式 | 非公式 |
facebookページは公式 facebookは個人 |
公式情報と非公式情報が混在している。 |
| コンテンツの表現力 | 豊か | 極めて豊か | 画像+文字情報 | 画像+文字情報 |
文字情報(140文字) |
| IT的参入障壁 |
極めて高い |
画像加工と文章作成の の能力が必要(コンテンツ作成能力) |
不必要 |
基本的に不要 ただしfacebookページを除く |
基本的に不要 |
| 更新頻度 |
高いほうが良いがそれほど高くない |
理想的には毎日更新 | 基本的に更新しない |
1日3回程度のコミュ ニケーションに関するアクションが必要 |
1時間に1回程度のTweetが必要 |
※html:Webを作成するための言語、CSS:Webの色柄サイズをコントロールする言語、facebookページ:フェースブック内に設置するHP。外部検索エンジンからも検索できる。tweet:Twitterに対するつぶやき、twipic:Twitterに画像投稿するアプリケーション。
ここからわかることは、ソーシャルメディアの特性は次のとおり
- 情報伝播の即効性は極めて高い
- 情報はコミュニティの中で共有化される
- コミュニティは級数的に拡大することがある
- 伝播、共有の契機はSEOではなく、共感「いいね(like)」である
- 情報はリアルタイム性が高い
- 情報は共有化され、消費される
- 情報の表現力はWebやblogに比べると劣る
- IT的垣根はfacebookページを除き低い
- ソーシャルメディアはコミュニティツールであるため、1日の中で数多い、書き込みや対応が必要。
- ソーシャルメディアでは日常生活や人間性があらわになるので、人を選別して付き合っているタイプの方にはリスクが大きい
新しいメディアに挑戦することは大切ですが、まず、自分や自分の所属する組織の目的を達成するためにどのメディアが適しているのかをしっかりと理解している必要があります。
■結論
要するにソーシャルメディアとその対応には以下のような認識が必要だということです。
- 自分の意見のない人は、やっても無駄←→自分の意見をしっかり持っている人に向いている
- ものぐさにはむかない←→対人的コミュニケーションが得意な人は向いている
- SEOから、共感へ発想の転換が必要
- IT技術からコミュニケーションへの発想の転換が必要
- ノウハウを固有に蓄積するタイプ(閉鎖的なタイプ)は不向き←→価値ある情報を発信して情報共有してもらう発想が必要
SNS(Social Network Systm)としてのmixiの失敗は匿名性という点と閉鎖性による行き詰まりにある。基本的にmixiをどんなにがんばってやっても仕事に結びつきにくいが、facebookはブランディング、人脈作り、製品サービスの認知性など観点から非常に伝播力があり効果的だ。
あえてfacebookの弱点を挙げると、①仕様公開されていないので使いにくい、②「いいね」の意味がわかりにくい、③目的意識や戦略がないと他の人間と適当に付き合うだけで無駄な時間を使ってしまう。④氏名を公開するので、非公開を好む日本人むきではないから、一般消費者への普及が課題という点である。
ただ、ANAなどは国際線を使う顧客とfacebookに所在する顧客は近似であるなどのマーケティング理念をもっているようであり、その仮説が正しいならば、facebookは上質な顧客層を持つマーケット(市場)と定義できる。




